大学は卒業できるけど
大学生で、来年4月から社会人という方もいるのではないでしょうか。社会に出て行くことへの不安や期待などいろいろあるでしょうが、社会人となるなら仕事に関することでの思いが強くなるのではないでしょうか。
仕事と言っても、高校生や大学生のときに行ったアルバイトなどとは違い、社員教育を受けて正社員となってからの仕事です。バブル経済と呼ばれている1990年ごろまでは、企業側に「頼まれて」、入社していたそうですが、バブル崩壊と昨今の不況により、人件費削減が叫ばれるようになったため、新しく新社員を入れることも少なくなるだけではなく、終身雇用や年功序列の批判、成果主義の賞賛、リストラという概念の広がりなどにより、正社員となっていた人たちも安心できない状態が続いています。
昨今はサービス残業や給料は上がらないが、仕事量が倍増する名ばかりの管理職など、正社員とは言え収入が安定しないケースも出てきています。そのようなことにより、体を壊して休職や辞職する正社員が増え健康面でも悪影響が出ています。2007年になり、いわゆる団塊の世代が定年を迎えたことにより、一斉退職によって多少の余裕や業務の飽きが出たことにより、新入社員の採用はかすかに増えたようですが、それでもまだ、正社員になれない人は多数います。正社員以外に社員教育を施すことで正社員と同じ業務を任すものの、実質の給料は正社員よりも低い、という形態で雇う企業もあるため、就職の際には気を付けるべき点だと言えるでしょう。
就職したいと願う側と企業の考え
就職に必要な情報は、企業に売り込む自分の良さ・スキル・実力を書き込んだ履歴書ですが、実際に採用された際にはどうするのでしょうか。就職が決まってバンザイ!→あとはもうどうでもいい・・・という考えでは一人前の社会人には決してなれません。
企業が欲している人材は端的に言えば社に貢献してくれる、利益となる人材。そのため、即戦力となるような経歴の持ち主を率先して雇い、経験がなければ実地研修や社員研修を通して必要なスキルを磨くという制度をとっていたりします。社員研修がない場合には先輩社員に手取り足取り指導して貰うことで会社にとって必要な知識・スキルを身に付けることができますが、やはり雇った時点で相応の実力・経験を有している方が就職に有利なのは言うまでもありません。目星をつけている企業が今どんな人材を欲しているのかも事前にリサーチしておくのは、就職活動にとって必須とも言えるでしょう。
就職活動
上記を見て、就職活動している方はさらに不安になったのではないかと思われます。しかし、それは本当の話です。このことは変えようがありません。そのなかで、ライバルを退けて内定を採るにはどうすれば良いのでしょうか。
RPGをやったことが無い人にはわかりにくくなってしまうかもしれませんが、企業から内定というクリアを得るには、それ相応の武器と防具が必要になります。武器とは「資格」や「学歴」など、防具とは「話し方(敬語など)」や「礼儀」などです。武器は手に持つもので、なくても戦えますが、あった方が有利なものです。防具とは身に着けるもので、日ごろから身についていないとできない物です。
防具である「話し方」や「礼儀」は一朝一夕では身につきません。むしろ、急に身に着けようとしても、体に馴染まず逆に邪魔になってしまいます。そこで、体に馴染ますためにも、年上の人と話すことを習慣付けましょう。これだけでも、少しは違ってくると思います。社会で努める人の最低限の作法・マナーとして社員研修のカリキュラムとして組み込んでいるところが多いのでそちらを頼るのもいいかもしれません。
武器である「資格」や「学歴」とは、持っていると有利ということです。筆記試験、面接などで同じ評価を持っていたら、より多くの資格を持っていた方を採るのは企業側として当然でしょう。しかし、一般常識はともかくとして、剣が聞かない敵に剣で挑んでも意味がありません。つまり、その資格を持っていても、その企業の事業内容で、全く必要の無い資格を持っていても意味が無いということです。会社でずっと座っているのにダイビング免許持ってても使う機会が無いのと同じです。その企業にあった資格を持っているか否かが重要です。スキルや資格がなくとも社員研修を受けることで業務自体はこなせても、やはり資格があるほうが就職に有利なのは言うまでもありません。
また、就職活動でつき物の、履歴書なども必要です。まず書類選考からという企業もあります。そういった企業は、まず履歴書で合否を決めます。ここで不合格を出されては先に進めません。では、どのような履歴書が好印象を与えるのかは、別のページで紹介しましょう。
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湊川神社近くでお宮参りの写真撮影
Last update:2022/3/31